人とは対等で接したい。

2016年9月23日(金)

 

今日、街に出かけて、駅に帰ろうと歩いていた時、

横断歩道がガチャガチャしていたので、ふと見ると、

車イスの若者が3台、車いすバスケットボールのような速度で勢いよく横断歩道を渡ってきました。

でもよく見ると、「えっ、渡るん?」みたいに出遅れた車椅子の若者がもう1台後ろから3台と離れて渡ろうとしていました。

渡りきれた若者3台は、後から渡ってくる1台を見てましたが、

信号が赤になりました。

周りに歩行者は私だけでした。人通りは、通勤程度の道です。朝ばんだけ多いような。

その時は19時前で少なかったです。

私は、「赤になっても渡り切れるまで車をとめて、誘導せねば!」と急いで駆け寄りました。

3台の車椅子はヘラヘラ1台を見てました。心配するどころか、笑ってました。

1台の車椅子は、「もう!」って感じで赤になっているけど、渡っていました。

たまたま、赤停車していた車がタクシーで、青になってもとまってくれてました。

それ以上、車が増えなかったので、私が駆けつれたと同時に、無事に1台の車椅子は渡り切れました。

4台車椅子が固まれたので、「大丈夫ですか。」と声をかけると、

4人は下を向いて、口もきかず、駅へ移動し始めました。

 

私は拒否られたかのように感じました。

 

青信号になってから渡ると渡りきれたんでしょうが、

青信号になっている時に渡ったもんだから、時間がきれてしまったのです。

 

「大丈夫です。」だとか、

「無理に渡るのはこれから気を付けます」とかの返事が返ってくるなら、まだしも、

だんまり。

 

そして、仲間を心配するどころか、からかう。

私は、びっくりしました。

 

高校時代、駅を出た階段の所で、30歳前後の車いすの男性を車いすごと階段を上げる

ことに手をかしたことがありました。付き添いの中年の男の人がいました。

私たち3人と付き添いの人とで無事階段を上げることができて、その場を離れたら、

手伝っていた友達が泣き始めました。

先ほどの車いすの男性が必要以上に彼女にしがみついたんだそうです。(体にも微妙に触った)

彼女はその以前にも障害者の方の手伝いをしたとき、必要以上にしがみつかれたことがあって、すごく嫌な思いをしたそうです。(もちろん、彼女はべっぴんです)

私は、たまたま、後ろから上げていました。反対サイドにも助けていた子はいたし、付き添いの人もいたのに。

 

今日の出来事がきっかけで、高校時代の事も思い出しました。

 

私は、人とは、できるだけ、対等で接したいと思っています。

もちろん、配慮がいる時には、配慮したうえで。

でも、対等に接したいです。

情けと配慮は違うと思います。

こんなことを書くと、弱いものいじめのように、とられるかもしれませんが、

どんな人であれ、人の気持ちを無にするのは、よくないと思います。

 

 

家に帰って話すと、「無事に渡れたんだから、もう関わりなさんな。」と言われました。

私は、障害者にも仲間の障害者いじめ?からかい?があるんかなと思うとなんとも言えない気持ちになりました。

人の気持ちがよくわかる方達だと思い込んでいたからです。

 

無事に渡れましたか?までは言えても、

仲間をからかうん見苦しいで!わかってるの!とはよう言えませんでした。

 

何となく、わかってもらえたら。

 

でも、仲間をからかうのは許せなかったわ。どうにかできたのかな。